地形派ダイバーならチャレンジしたい!万座ドリームホール
那覇市から車で約1時間、恩納村には海の眺めがバツグンの観光スポット「万座毛」がありますが、万座毛の近くには数々のダイビングスポットがあります。特に、地形派ダイバーにとって魅力的なダイビングスポットといえば、「万座ドリームホール」でしょう。
縦に深い穴を、底に向かって進んでいくと、水深25m付近に横穴があり、穴の外へと出ることができます。穴の外からは青白い光が差し込んでおり、その光景を見ていると、思わず心を打たれることでしょう。
万座ドリームホールは、どんなところ?
万座ドリームホールは、恩納村の観光スポット「万座毛」の近くにあるダイビングスポットです。
万座ドリームホールへは、ビーチからのエントリーもできますが、ダイビングショップを利用し、ボートを利用して向かうこともできます。港から万座ドリームホールまでは、ボートで10分ほどです。
万座ドリームホールは、水深が深いことそして比較的狭い穴を潜っていかなければならないこともあり、中級者以上のダイビングスポットとなっています。
地形派ダイバーにはたまらない万座ドリームホール
万座ドリームホールの特徴的なところは、水深5mほどのところに人が一人入れるほどの穴が空いていることです。
その穴は、水深25mほどのあたりまで続いており、穴の中に潜ってダイビングすることができます。穴の中を潜っているときに、海面の方を見上げてみると、穴から差し込む青白い光を見ることができます。
穴の奥まで潜ると、光が届かなくなって暗くなりますが、穴の底には横穴が空いており穴の外へと出ることができます。
横穴の出口はドロップオフの断面となっています。横穴からは青白い光が差し込み、たくさんの魚たちが泳いでいることもあるので、その光景に目を見張ってしまうことでしょう。
また、「万座ドリームホール」は、穴の中へとダイビングする前に願い事をすると、願い事がかなうと言われています。
万座ドリームホールには、どんな生物がいるの?
万座ドリームホールの中までは光が届きにくいこともあり、暗い場所を好む海中生物が生息しています。
ドリームホールでは、夜行性のリュウキュウハタンポや、主に暗闇で見られるカノコイセエビなどが見られます。また、横穴の出口あたりには、カスミチョウチョウウオなど、さまざまな魚を眺めることができます。
さらに、横穴の出口はドロップオフの地形となっていることもあり、イソバナなどのサンゴも華やかです。
万座ドリームホールは、地形派ダイバーだけでなく、さまざまな生物を観察したいダイバーも楽しむことができます。
万座ドリームホールで、気をつけたいことは?
万座ドリームホールに潜るときはライトが必須です。万座ドリームホールでは縦型の穴が海底へと続いていますが、穴は比較的狭いこともあり、奥深くに潜るほど、太陽の光が届かずに真っ暗となります。
また着底したときに海底の泥を巻き上げてしまうと、ライトを使っていても視界がさえぎられることがあるので、注意が必要です。
そのほか、残圧にも気を配っておきたいところです。穴の中へはゆっくりと潜っていくこと、そして、穴の底は水深25mということもあり、気がつくと残圧が少なくなっている場合があります。
さらに、横穴から出たとき、穴の外側で強い流れを感じる場合もあります。流れにも気を配り、流されてないよう注意しておきましょう。
万座ドリームホールは、海底に穴が空いている珍しい地形となっており、一度はダイビングしてみたいと考えている方も多いことでしょう。なお、万座ドリームホールは、深さもある上に、狭い穴を潜らなければならないので、ベテラン向きのダイビングスポットとなっています。
ダイビング経験を積み重ねた上で、万座ドリームホールでのダイビングにチャレンジしてみましょう。