ソフトコーラルを楽しむなら「砂辺」!おすすめダイビングスポットは?
ダイビングの魅力は海の中のさまざまな海中生物を観賞できることです。
沖縄では熱帯に生息するさまざまな魚が見られるほか、色とりどりのサンゴも見ることができます。
中でも「ソフトコーラル」は全体的に落ち着いた色合いをしていますが、那覇市から車で約40分、北谷(ちゃたん)町の砂辺の海はソフトコーラルが一面に広がり、海底にお花畑が広がっているかのようです。ソフトコーラルが楽しめる砂辺のダイビングスポットをご紹介します。
ソフトコーラルが楽しめるダイビングスポット「砂辺」
ダイビングスポットとして知られる「砂辺」は那覇市から車で約40分の北谷町にあります。宮城海岸の沖合に位置する砂辺のダイビングスポットは水深が比較的浅いことから、ベテランダイバーのみならず初心者も楽しめます。
また砂辺はソフトコーラルが楽しめるダイビングスポットです。海の中に潜ってみると海底にはソフトコーラルが一面に広がっており、まるで海の中にお花畑が広がっているかのようです。
「ソフトコーラル」って、どんなサンゴなの?
「コーラル」は日本語にすると「サンゴ」なので、ソフトコーラルとは「やわらかいサンゴ」のことです。
通常サンゴは固い骨格を持っていますが、ソフトコーラルは固い骨格を持っておらず細かい骨片を持っているのみです。そのため、ソフトコーラルは一見すると骨格がなく、やわらかそうに見えるのです。
ソフトコーラルは光合成によって必要なエネルギーを合成しますが、固いサンゴである「ハードコーラル」と比べると光はさほど必要としません。
また、ハードコーラルは、水質の変化に弱く繊細な性質を持っていますが、ソフトコーラルは水質の変化に比較的強いことが特徴的です。
ソフトコーラルが広がる光景は「お花畑」と呼ばれることがありますが、水質の変化に適応しやすいことから、広い範囲に生息し、お花畑のようになったものと考えられます。
砂辺のダイビングスポット「砂辺NO.1」
それでは、砂辺のダイビングスポットで、ソフトコーラルが楽しめるポイントについて見ていきましょう。
ソフトコーラルが楽しめるのは「砂辺NO.1」です。「NO.1」という名称はエリアの番号のことですが、ソフトコーラルを楽しむならまさしく「NO.1」と言える場所です。水深が比較的浅いので、初心者向けのダイビングスポットです。
砂辺のダイビングスポットは、防波堤にある階段を下りてアプローチします。ダイビングしてみると、海の底にはソフトコーラルが広がっています。
また、一面に広がるソフトコーラルのもとには、さまざまな魚たちもたくさん泳いでおり、サンゴと魚のコントラストもバツグンです。
砂辺NO.1の南側 「砂辺カリフォルニアサイド」
砂辺NO.1の南側には、「砂辺カリフォルニアサイド」と呼ばれるダイビングスポットがあります。
このあたりには、かつて「カリフォルニアサイド」と呼ばれるレストランの看板があったことから、「砂辺カリフォルニアサイド」と呼ばれるようになりました。
砂辺カリフォルニアサイドは、砂辺NO.1 とさほど離れていないこともあり、こちらでもソフトコーラルが広がる風景を楽しむことができます。また、砂辺カリフォルニアは、沖合に出ると水深が深くなりますが、ハゼをはじめとしてさまざまな魚と出会えます。
砂辺のダイビングスポットへは、防波堤からのアプローチとなりますが、海の中に潜ってみると、サンゴが一面に広がっており、その光景は、まさに沖縄さながらと言えます。サンゴだけでなく、さまざまな魚たちを観察できるのも楽しいです。
那覇からアクセスしやすい砂辺のダイビングスポットで、海の中の「お花畑」を存分に眺めてみたいですね。